2021-09

百人一首

わびぬれば今はたおなじ難波なる身をつくしても逢わむとぞ思ふ

わびぬれば 今はたおなじ 難波(なには)なる 身をつくしても 逢わむとぞ思ふ元良親王(もとよししんのう)百人一首の20番目の歌です。 語句 *詫びぬれば・・・「詫ぶ」の連用形。「心に思い悩む」の意。*はた・・・「また」*同じ・・・ 今の私の...
随筆

柄谷行人の「交換モデルX」における宗教と科学についての随想

台湾行政院デジタル担当政務委員のオードリー・タン氏の著書に気になる言葉があった。「交換モデルX」。どんなものかは全く想像がつかなかったが、興味が惹かれた。というのもオードリー・タン氏の著書は刺激的で示唆に富んだ内容であったからだ。  台湾に...
百人一首

難波潟短き蘆のふしの間も逢はでこの世を過ぐしてよとや

難波潟の蘆のふしの間のように、短い一時でさえ会わずに、この世を過ごせとあなたはおっしゃるのですか。
百人一首

住の江の岸による波よるさへや夢の通ひぢ人目よくらむ

住の江(すみのえ)の 岸による波 よるさへや 夢の通ひぢ 人目よくらむ藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)百人一首の18番目の歌です。 語句 *住の江・・・摂津国住吉(せっつのくにすみよし)(現在の大阪府大阪市住吉区)の海岸。*岸による...