随筆

新聞

最近になって、新聞を購読し始めた。きっかけは、行きつけの美容師さんとの会話だ。なんの話をしていた時か忘れてしまったが、「私のお客さんで税理士の人がいるんですけど、その人は毎朝5時に起きて、日本の新聞5紙と海外の新聞もいくつか目を通すんですっ...
百人一首

たち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば今帰り来む

お別れして因幡の国に行きますが、因幡の稲羽山の峰に生えている松の木のように、あなたが待っていると聞いたならば、すぐに帰ってこよう。
百人一首

君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ

君がため 春の野に出(い)でて 若菜摘む わが衣手(ころもで)に 雪は降りつつ光孝天皇(こうこうてんのう)百人一首の15番目の歌です。若菜摘みの情景を伝えて、自分の思いの深さを表現している。語句*君がため・・・若菜を贈る相手。*若菜摘む・・...
百人一首

みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに

みちのくの信夫の里に産する「しのぶ摺り」という染物の乱れた模様のように、私の心は気持ちを抑えて乱れています。これは誰のせいでそうなったのか、私のせいではなく、あなたのせいですよ。
百人一首

筑波嶺の峰より落つるみなの川恋ぞ積もりて淵となりぬる

百人一首の13番目の歌です。長年の恋心を詠んだ歌。
随筆

盆栽

僕は盆栽初心者である。小さな盆栽を買ってきては、眺めてニヤニヤしている。盆栽が元気になれば僕も元気になり、元気がなくなれば僕も枯れてしまう。一喜一憂し、盆栽に振り回されているヒヨっ子盆栽愛好家なのである。
百人一首

天つ風雲の通ひ路吹き閉ぢよ乙女の姿しばしとどめむ

大空に吹く風よ、天女たちが通るという天と地をつなぐ道を閉ざしてくれ。天女のように美しいこの舞姫たちをしばらくとどめたいのだ。
百人一首

わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人の釣舟

百人一首の11番目の歌です。作者が隠岐へ流される時に作り、京の宮廷の人々に送った歌。
百人一首

これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関

これがあの、東国に行く人も東国から帰る人もここで逢ったり別れたり、知っている人も知らない人もここで逢うという逢坂の関なんだなあ。
随筆

神社が重要な理由

とある仕事関係の業者の方からこんな質問をされた。「僕ら、神社さんと仕事させてもらって、神社のことを大切に思って、守っていくお手伝いをさせていただいてますけど、そもそも、なんで神社を守らないといけないんでしょうかね。もちろん、守りたいと思って...