「忙しい毎日、かぎられた時間のなかで、よりよく眠りたい」
「よく眠ることによって、体調を改善したい。
元気になりたい。
活力あふれた生活を送りたい。」
こんな悩みを改善できるということで、
本書を手に取ってみました。
「誰でも簡単に疲れない体が手に入る 濃縮睡眠®メソッド 」
松本美栄
本書にはいい睡眠を取るための様々な方法が書かれていますが、
この記事では、
その中でも習慣にしやすいものを選び紹介します。
「濃縮睡眠」とは、
「入眠から30分以内に、
最も深いレベルのノンレム睡眠状態に入って、
一定期間深い眠りの状態を維持した睡眠」
のことをいいます。
「濃縮睡眠」の3つの要素
著者の松本美栄さんによれば、
良い睡眠とは、量ではなく質であり、
質を高めれば3時間ほどの睡眠でも十分な人もいるそうです。
しかし、「濃縮睡眠」は、
短時間睡眠を目指すのではなく、
まずは質のいい睡眠を目指して、
その副産物として短時間睡眠が得られるそうです。
人によっては、3時間で十分な人もいれば、5時間の人もいる。
それは個人によって違うそうです。
十分な睡眠時間については、
いろんな説があります。
この本のように質さえ上がれば3時間でも大丈夫という説もあれば、
6時間は最低でもないとだめだ、という説もあります。
自分にあったものを選ぶのがいいでしょうね。
でも、それぞれに共通するのは、
睡眠の質の向上が不可欠であることです。
では、本書で紹介されている睡眠の質をあげる方法
「濃縮睡眠」の方法はどんなものかというと
次の3つの要素に分けられます。
「濃縮睡眠」の3つの要素
1、脳疲労を取り除くこと
2、血液の循環をよくすること
3、睡眠環境を整えること
この3つの要素を整えるためのメソッドから、
僕の独断で
できそうなものを選んでそれぞれ紹介します。
脳疲労を取り除く
脳が疲れていると緊張の状態がつづき、
眠りを浅くして、睡眠の質を下げてしまいます。
そこで、脳内の血行をよくして、
老廃物を出すために、
脳疲労を癒すマッサージを行います。
頭蓋マッサージ
1、側頭部のマッサージ
耳の上2センチほどのところを、
手のひらの付け根の「掌底」で6〜10回
グリグリと回す感じで押します。
2、側頭部全体のマッサージ
側頭部全体を、
親指以外の4本の指を立ててほぐします。
3、頭頂部のマッサージ
5本の指で、
頭のてっぺんをゆっくりと回しながら
ギューッと押し込み、
力を抜く。
またギューッと押し込んで力を抜く。
これを6〜10回繰り返します。
これは本当に気持ちいいです。
僕は、お風呂でやっていますが、
1日に何度やってもよく、
疲れを感じたらこまめに行うのがいいそうです。
目を温めて血流を改善する
目は「露出した脳」といわれ、
目の疲れは脳の疲れだそうです。
目の疲れを取ることで、
視神経を経由して脳の疲れも取ることもできるそうです。
目を温める方法としては、
ホットアイマスクなどもありますが、
ここでは本書の中で取り上げられているものを紹介します。
1、厚手のフェイスタオルを濡らして絞り、
電子レンジで1分ほど加熱して
蒸しタオルを作る。
2、後頭部の髪の生え際を温める。
3、両目の上に蒸しタオルをおいて
両目を温める。
(蒸しタオルをビニール袋の中に入れると服が濡れません)
特に後頭部の髪の生え際が気持ちいいです。
ここには目の疲れに効くツボと
眠りにつきやすくなるツボがあるそうです。
血液の循環をよくする
体の血液の循環をよくして、
緊張状態を緩めて、
眠りにつきやすい体にしていきます。
ここでは、
肩甲骨の周りをほぐす2つの方法を紹介します。
肩甲骨の可動域を広げる肩の回し方
肩を回すときに、
両手の指先を肩につけます。
このままうしろ側にひじを大きく回すと同時に
肩を回します。
20回ぐらい回すと、
こわばっていた筋肉が伸ばされ、
血が通って温かくなるのを感じます。
終わったら前にも回します。
無理をして回すと筋肉を痛めることもあるそうですので、
そっと回すところから始めましょう。
タオルを使った肩甲骨周りのストレッチ
1、手のひらを上にして、
タオルを持ちます。
手首を返して手のひらを下にするとともに、
タオルを巻き込みます。
2、足を肩幅くらいに開き、
腕を上に伸ばします。
このとき注意するのは、
腰を反らないようにすること。
腕を高く上げようとすると、
無意識に腰が反っていくことがあります。
腰が反らない範囲で、
まっすぐにできるだけ高く腕を
伸ばすことを目指します。
3、腕を伸ばしたまま後ろを振り返る
タオルを使うだけで、
そうとう強いストレッチ感を感じることができます。
睡眠環境を整える
ホコリが多い環境は、
眠りに悪影響を与えるそうです。
ホコリを吸い込むのは呼吸器にとっていいことではないので、
自然と呼吸が浅くなる。
呼吸が浅くなると、
自律神経が乱れて、
リラックスすることができずに、
眠るが浅くなるそうです。
これを防ぐためのいい方法として
寝室の雑巾掛けが紹介されています。
寝室は思ったよりホコリが多く、
特にベットの下などはホコリだらけです。
これらを定期的に取り除くことによって、
睡眠の環境をよくしていきます。
雑巾掛けした後の環境が気持ちよすぎて、
僕は毎日やってます。
まとめ
他にもたくさんの具体的な方法が紹介されています。
入浴は布団に入る90分前
腸のコンディションを整える
など、
全てを一気に行うことはむずかしいですが、
すこしずつ生活に取り入れることで、
睡眠をよくして、
気持ちいい日常を過ごすのに役に立ちます。
一度通読してから、
たまに読み返して、
できそうなものからやってみるといいですね。
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