分詞構文 いろいろな形 |否定形 進行形 受動態 完了形 意味上の主語

否定形の分詞構文

分詞構文の基礎については、こちらをご覧ください。

Not knowing what to say, I remained silent until my girlfriend finished crying.
何と言ってよいかわからなかったので、私は私の恋人が泣き止むまでずっと黙っていた。

=Because I didn’t know what to say, I remained silent until my girlfriend finished crying.

分詞構文の否定形は、not, never, を分詞の前に置きます。

進行形・受動態の分詞構文

進行形

Playing soccer in the park, we were caught in a shower.
公園でサッカーをしていた時に、私たちはにわか雨にあいまいた。

=When we were playing soccer in the park, we were caught in a shower.

分詞構文の基本
・主語を省略
・動詞を現在分詞、ing
・接続詞を省略

に従うと

When we were playing soccer in the park, we were caught in a shower.
省略 省略 ing
=Being playing soccer in the park, we were caught in a shower.

となりますが、Being は、ほとんどの場合、省略されます。

受動態

Written in English, the book is not understood by Japanese.
英語で書かれているので、その本は日本人には理解されません。

=Because it is written in English, the book is not understood by Japanese.

分詞構文の基本
・主語を省略
・動詞を現在分詞、ing
・接続詞を省略

に従うと

Because it is written in English, the book is not understood by Japanese.
省略 省略 ing
=Being written in English, the book is not understood by Japanese.

となりますが、Being は、ほとんどの場合、省略されます。

完了形の分詞構文

Having listened to the song before, he could sing it well.
その歌を以前に聞いたことがあったから、彼はうまく歌うことができた。

=Because he had listened to the song before, he could sing it well.

このように、分詞構文主文の間には「時制のズレ」があります。
分詞構文主文よりも前に起きた出来事の場合、完了形の分詞「having +過去分詞」を使います。

完了形の分詞構文の否定形

Not having received her reply, I send an email to her again.
返事を受け取っていなかったので、私はもう一度彼女にメールを送った。

=Because I had not received her reply, I send an email to her again.

完了形の場合の否定形分詞の前に not, never, を置きます。

分詞の意味上の主語 独立分詞構文

The room being cold, she closed the window.
部屋が寒かったので、彼女は窓を閉めました。

=Since the room was cold, she closed the window.

分詞構文の意味上の主語と主文の主語が異なる場合、その意味上の主語を分詞の前に置きます。

これを独立分詞構文と言います。

David was reading on the sofa, his wife doing the dishes in the kitchen.
デイビッドはソファで読書をしており、彼の妻はキッチンでお皿を洗っていた。

=David was reading on the sofa and his wife was doing the dishes in the kitchen.

There is~ の分詞構文

There being an appetizing banana on the table, I ate it soon.
美味しそうなバナナが机の上にあったので、私はすぐに食べました。

=As there was an appetizing banana on the table, I ate it soon.

There is~ の文を分詞構文にする場合は、Thereは主語ではありませんが、「There being」とThere をそのまま残します。
(There は、副詞で、実は倒置法になっています。)

過去分詞の場合

All things considered, Taro is doing very well.
全てを考慮に入れると、太郎はとてもよくやっている。

=If all things are considered, Taro is doing very well.
=All things being considered, Taro is doing very well.

受動態になっており、過去分詞があるので、「being 」は省略されることがおおいいです。

まとめ

分詞構文の基本
・主語を省略
・動詞を現在分詞、ing
・接続詞を省略

から、外れるものが出てきました。
まずは基本を押さえてから、それぞれ理解していきましょう。

おすすめの参考書

  • 英語学習に必須の参考書を紹介します。
    • 単語帳
    • 文法書
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    • 英作文
    • 発音・リスニング
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単語帳

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文法書

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長文読解

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5上級編 有名私大・国公立大レベル

6難関編 難関私大・難関国公立大レベル

英作文

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