if を使わない仮定法 不定詞・分詞構文
不定詞
To hear her play the piano, you would take her for a professional pianist.
彼女がピアノを弾くのを聞いたら、彼女をプロのピアニストだと思うでしょう。
=If you heard her play the piano, you would take her for a professional pianist.
「To hear her play the piano」 という不定詞句が仮定を表します。
I would have been glad to meet her, but I didn’t have time.
彼女に会えていれば嬉しかったが、時間がなかった。
「彼女に会った」という過去の事実に反すること、「アリ得なかったこと」を「to meet her」で表しています。
分詞構文
Living in this age, that woman would be a very famous actress.
あの女性がこの時代に生きていたら、とても有名な女優になっているだろう。
=If that woman were living in this age, she would be a very famous actress.
「Living in this age」という分詞構文が、仮定の意味を表しています。
Given the chance, the actress would be popular.
チャンスがあったら、その女優は人気が出るだろうに。
=If the actress were given the chance, she would be popular.
「Given the chance」は、「Being」が省力された分詞構文です。
Given は、「〜ということを考えれば」という意味で用いられることもあります。この場合は、主節は直接法になります。
Given his injured legs, he is running fast.
彼の怪我をした足のことを考えれば、彼は早く走っている。
suppose if の意味で使われる
suppose, supposing, providing, provided は、if の意味で使われます。
Suppose you were wrong, what would you do?
もしあなたが間違えていたなら、どうしますか?
I will go, provided the others go, too.
他の人も行くなら、私も行きます。
if を使わない仮定法 仮定法現在
現在はまだ実現されてはいないが、これから実現する必要があると考えられる事柄を表す際に、仮定法現在は使われます。
命令・提案・要求・主張、
必要性・重要性
がキーワードで、
that 節の中では動詞の原型
が使われます。
I suggest that he wait and see here.
私は、彼はここで様子を見るのがいいと思います。
that 節の中は、主語のhe が三人称単数形にもかかわらず、動詞は原型です。
It is important that he be here.
彼がここにいることは重要だ。
これはもともとイギリスでは、shuold +動詞の原型が使われてきたが、現在ではshould を省略して使われることが多くなったためです。よって、shuold +動詞の原型が使われることもあります。
It is essential that everyone should know the rule well.
みんながルールをよく知っていることは、欠かせない。
原型をとる動詞
- claim 〜を主張する
- insist 〜を主張する
- order 〜を命令する
- recommend 〜をすすめる
- require 〜を必要とする
- demand 〜を要求する
- maintain 〜を主張する
- propose 〜を提案する
- request 〜を頼む
- suggest 〜を提案する
- advice 〜忠告する
原型をとる形容詞
- necessary 必要な
- important 重要な
- essential 不可欠な
- desirable 望ましい
- proper 適切な
おすすめの参考書
- 英語学習に必須の参考書を紹介します。
- 単語帳
- 文法書
- 長文読解
- 英作文
- 発音・リスニング
- その他
単語帳
DUO 3.0
560本の例文を覚えることによって、重要単語1600語、熟語1000個を覚えることができます。例文で覚えるから、単語の具体的な使い方も覚えることができて、英作文などにも有利です。
使い方は、まず訳文を読みながら3日間ぐらいでざっと全部に目を通します。この時は細かいところは飛ばして、とにかく例文と訳文の全部に目を通す。それから、また元に戻って繰り返す。繰り返すたびに単語のほかの意味などの細かいところまで覚えるようにします。とにかくざっと全文に目を通すことが大事です。短期記憶に入れてから、繰り返すことによって長期記憶へと変えていきます。
文法書
ビジョン・クエスト総合英語
色使いが鮮やかで見やすく、図解がされているので大変わかりやすいです。解説文も癖がなく、簡潔です。
使い方は、他の問題集でわからなかったところを辞書のようにして調べます。全部読む必要はありませんが、目次を見て英文法の全体像を把握することは大切です。
長文読解
英語長文レベル別問題集 (東進ブックス レベル別問題集シリーズ)
中学から難関私大・難関国公立大までレベル別の長文問題集。
設問の詳しい解説がついており、また英語の構造分析と自然な和訳文も掲載されています。
使い方は、実力を試したい場合は制限時間内で解答してみててください。8割ほどできたら、次のレベルにあげましょう。8割以上取れないレベルになったら、その長文を繰り返し音読、和訳をします。まず最初に和訳を読んできちんと内容を把握することをお勧めします。頑張って訳を読まずに理解しようとする人がいますが、時間がかかり過ぎます。事前に内容を把握して、音読、和訳を何度もする。そして早くできるようにすることが大事です。
慣れてきたら、構造の分析が掲載されていますので、それを見ながら、主語、動詞、目的語、補語、修飾している部分などしっかり構造も捉えることが大事です。
4中級編 センター試験・中堅私大レベル
5上級編 有名私大・国公立大レベル
6難関編 難関私大・難関国公立大レベル
英作文
ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
英作文のコツがたっぷり詰まった例文を100文掲載。細かく解説されているので、この一冊で東大の英作文にも対応できます。
使い方は、まずざっと全部の英文、訳文に目を通します。細かいところは気にせずとにかく目を通します。そして、繰り返します。繰り返しながら、細部の暗記や理解を進めていくのがお勧めです。
発音・リスニング
英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
リスニング、発音をきたえたいなら、これ!です!!!
本文の解説を読み、付属CDを繰り返すことによって、発音できるようになり、聞き取れるようになります。
ただ、キツイですよ!笑!
でも、3ヶ月やれば、効果はハンパない!
リスニングができれば、ライティング、コミュニケーション能力も上がりますので、非常に重要な一冊!。
その他
ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式
癖のある英文が50文掲載されています。この50文に慣れることにより、ほとんどの長文の難解箇所は、理解できると思います。この例文の選び方は本当に素晴らしいです。
一つ難点があるのが、解説文の構成が少しわかりにくいです。自分一人ではなkなか難しいところがあるかもしれません。指導者がいる場合は、お勧めの一冊です。
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