if といえばもちろん「もし〜なら」という意味ですが、
他にも意味があります。
しっかり整理して正しく読み取りましょう。
もし
まずは定番の「もし」です。
「もし」と役する場合には2種類あり
・直接法 (実際に起こりうること)
・仮定法 (現実に反すること)
があります。
例文を見てみましょう。
If it is fine tomorrow, I will go on a picnic.
明日天気が良ければ、私はピクニックに行きます。
「明日天気がいい」ことは実際にお恋うることですので、
直接法です。
この場合、if 節の中の時制は現在です。
If it were fine today, I could have gone on a picnic.
今日天気が良ければ、私はピクニックに行くことができたのに。
この場合、今日は雨が降っているのでしょう、
「天気が良ければ」と、現実に反することを仮定しています。
この場合、if 節の中の時制は一つ下がって、
この場合過去になっています。
現在の事実に反する場合は過去
過去の事実に反する場合は過去完了となります。
仮定法については
こちらの記事を参考にしてください。
〜かどうか
名詞節を作って「〜かどうか」という意味になります。
whether で置き換えられますが、まったく同じではありません。
I don’t know if she will come to the party.
彼女がパーティーに来るかどうかわかりません。
この if 節は、名詞節なので中の時制は未来にすることができます。
whether の名詞節と if の名詞節との違い
whether の名詞節 | if の名詞節 | |
主語 | ⭕️ | ❌ |
補語 | ⭕️ | ❌ |
目的語 | ⭕️ | ⭕️ |
〜ではあるが
「〜ではあるが」と譲歩の意味を表します。
I have an important, if relatively old, book.
私は、比較的古いが、重要な本を持っている。
There was an enthusiastic if small audience.
少数ではあるが、熱狂的な聴衆がいた。
〜とは言わないが
こちらも譲歩の意味ですが、
not が加わります。
He has a car that is attractive, if not valuable.
彼は高価ではないが魅力的な車を持っている。
I can speak English, if not French.
私はフランス語とまでは言わないが、英語なら話すことができます。
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