百人一首 あひ見ての後の心にくらぶれば昔は物を思はざりけり あなたにお逢いして契りを結んでから後の恋しい心に比べると、昔は何の恋煩いもしなかったと同じくらい、取るに足らないものであったなあ。 2022.10.27 百人一首
随筆 畑に降る雨 私の職場の上司は畑を持っている。宮司の職を退いて名誉宮司となってから、それまで人に貸していた畑の一部を自ら耕すようになった。きゅうり、トマト、大根、ほうれん草、さまざまな野菜を育てている。収穫したものを頂くこともある。形は売っているものとは... 2022.10.10 随筆
随筆 美しい心から 精神科医である神谷美恵子著「本、そして人」には、私にとって刺激的な本や人が紹介されている。神谷自身も優れた作家であると思うが、彼女が影響を受けた人々も魅力的で才能に溢れている。 神谷が旅のさなか船を乗り間違えてしまったほど夢中になったギリシ... 2022.09.13 随筆
百人一首 恋すてふ我名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか 私が恋をしているという評判は、早くも広まってしまった。誰にも知られないように、心ひそかに恋をしはじめたばかりだったのに。 2022.09.07 百人一首
百人一首 忍ぶれど色にいでにけり我恋は物や思ふと人の問ふまで 忍(しの)ぶれど 色にいでにけり 我恋は 物や思ふと 人の問ふまで平兼盛(たいらのかねもり)百人一首の40番目の歌です。語句*しのぶれど・・・「しのぶ」は、バ行上二段活用動詞「忍ぶ」の已然形で「耐える・我慢する」の意。「ど」は、逆接の確定条... 2022.08.25 百人一首
随筆 つながり 神職には定期的に研修というものがある。神職としての教養や技能を高めるために講義や指導を受けるのである。私のようにまだまだ修行中の神職は研修で学び、その能力を伸ばさなければならない。先日は雅楽研修会というものがあった。1000年以上昔から日本... 2022.08.16 随筆
百人一首 浅茅生の小野の篠原忍ぶれどあまりてなどか人の恋しき まばらに茅が生えている小野の篠原の「しの」のようにあなたへの思いを忍び耐えているけれども、こらえきれない。どうしてあの人のことが、どうしようもなく恋しいのだろう。 2022.08.10 百人一首
随筆 感情を選択する 感情に関する記述で面白いものを見つけた。佐渡島庸平著「観察力の鍛え方」には、「感情とは、勝手に自分のところにやってくるものではない」とし、「自分でその感情を選んでいることに意識する必要がある。」と述べられている。我々の認識では、感情とは、普... 2022.07.19 随筆
百人一首 忘らるる身をば思はずちかひてし人の命の惜しくもあるかな あなたに忘れ去られる私自身のことは何とも思わない。けれど、いつまでも私を愛すると永遠の愛を神に誓ったあなたの命が、誓いを破った罰を受けて失われることが惜しく思われてなりません。 2022.06.28 百人一首