分詞構文とは、
2文が接続詞で繋がっている時、
・主語を省略
・動詞を現在分詞、ing
・接続詞を省略
したものです。
She tuned off the radio and she began to read a book.
彼女はラジオを消して、そして本を読み始めた。
この文を分詞構文にする時は、
・主語を省略
・動詞を現在分詞、ing
・接続詞を省略
Shetunedoff the radioandshe began to read a book.
省略 ing 省略
Turning off the radio, she began to read a book.
この3つをまず確認してから詳細を見ていきましょう。
分詞構文の意味
同時 「〜しながら」
Anne cooked dinner, listening to the radio.
アンはラジオを聞きながら、夕食を作った。
=Anne cooked dinner and she was listening to the radio.
「was」は「being」となりますが、「being」は省略されます。
Anne cooked dinner, being listening to the radio.
このように2つの動作が同時に行われていると考えられる場合
分詞のほうを「〜しながら」と訳します。
連続 「〜して(それから)・・・する」
The train leaves Kyoto at seven, arriving in Tokyo at ten.
その列車は7時に京都を出発し、10時に東京に到着する。
=The train leaves Kyoto at seven and it arrives in Tokyo at ten.
2つの動作が連続して行われたと考える場合
「〜して(それから)・・・する」という意味になる。
「同時」、「連続」の意味をあわせて
付帯状況といいます。
分詞構文は、書き言葉として使われる堅い表現ではありますが、
付帯状況は話し言葉でも用いられます。
時 「〜するとき」
Playing baseball, he was caught in a shower.
野球をしている時、彼はにわか雨に会った。
=When he was playing baseball, he was caught in a shower.
「was」は「being」となりますが、「being」は省略されます。Being playing baseball, he was caught in a shower.
この意味の場合は、when やwhile で書き換えることができます。
原因・理由 「〜なので」
Feeling hot, he took off his shirt.
暑く感じたので、彼はシャツを脱ぎました。
=Because he felt hot, he took off his shirt.
この意味の場合は、because, since, as, などで書き換えることができます。
条件 「〜すれば」
Crossing the bridge, you will see an old shrine soon.
橋を渡れば、すぐに古い神社が見えるでしょう。
=If you cross the bridge, you will see an old shrine soon.
この意味の場合は、if, で書き換えることができます。
ちなみに、仮定法ではありません。if 節、主節、共に時制は過去ではないからです。仮定法に置ける分詞構文については、こちらをクリックしてください。
譲歩 「〜だけれども」
Admitting that he is right, I still think my idea is the best.
彼が正しいことは認めるが、それでも私の案が一番だと思っています。
=Though I admit that he is right, I still think my idea is the best.
譲歩を表す表現、still (それでもなお)、nevertheless (にもかかわらず)などを伴うことがあります。
まとめ
・主語を省略
・動詞を現在分詞、ing
・接続詞を省略
まず、この3つをおさえること。
これが重要です。
そして、最初の4つ
同時、連続、時、原因、が頻出ですので、覚えてください。
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