「〜かどうか」と訳することができる whether と if 。
しかし、その用法には微妙な違いがあります。
ここではその違いをまとめてみました。
whether の名詞節 | if の名詞節 | |
主語の役割 | ⭕️ | ❌ |
補語の役割 | ⭕️ | ❌ |
動詞の目的語の役割 | ⭕️ | ⭕️ |
前置詞の目的語の役割 | ⭕️ | ❌ |
主語の役割
Whether I will go on a picnic depends on the weather.
私がピクニックに行くかどうかは、お天気次第だ。
Whether I will go on a picnic までが主語です。
「私がピクニックに行くかどうか」
それが、depends on the weather.
「天気に依拠する、左右される」
という分構造です。
このようにwhether から始まる名詞節が主語の役割になることがありますが、
if から始まる名詞節は、主語としては使えません。
おそらく「もし〜なら」と訳すときと
まぎらわしくなるからでしょう。
❌ If I will go on a picnic depends on the weather.
「もし私がピクニックに行ったら、、、」みたいに見えてします。
補語の役割
The question is whether I can be in time.
問題は私が間に合うかどうかだ。
The question が、主語。
whether I can be in time 「私が間に合うことができるかどうか」
が補語となっています。
この場合も、if から始まる名詞節は、補語としては使えません。
❌ The question is if I can be in time.
目的語の役割
I wonder whether ( if ) he will come to the party.
彼はパーティーに来るかなぁ
I wonder 「私は〜かなと思います」
whether ( if ) he will come to the party 「彼がパーティーに来るかどうか」を。
このように動詞の目的語になっている場合は、
whether も if も使うことができます。
I don’t know whether ( if ) she will buy that car.
私は彼女があの車を買うかどうかはわからない。
このように動詞の目的語になります。
前置詞の目的語にもなりますが、
その場合は if は使えません。
There was a meeting about whether we should take part in the fund drive.
私たちが募金活動に参加するべきかどうかの会議がありました。
❌ There was a meeting about if we should take part in the fund drive.
前置詞の目的語に
if から始まる名詞節は使えません。
I must decide whether to do this.
私はこれをするかどうか決めなくてはなりません。
whether to ~ 「〜するかどうか」は使えますが、
if to ~ という表現はありません。
❌ I must decide if to do this.
まとめ
whether の名詞節 | if の名詞節 | |
主語の役割 | ⭕️ | ❌ |
補語の役割 | ⭕️ | ❌ |
動詞の目的語の役割 | ⭕️ | ⭕️ |
前置詞の目的語の役割 | ⭕️ | ❌ |
「〜かどうか」は whether を使うのが無難ですね。
読むときは、if には様々な意味があるので、
気をつけてください。
こちらの記事も参考にしてください。
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