接続詞としての that | 同格と関係代名詞との見分け方

接続詞

that には様々な用法があり、
空欄を埋める問題や
並び替えでは、悩むことが多いので、
整理してみました。

関係代名詞

My brother has lost the book that I bought yesterday.
私の弟は私が昨日買った本を失くしました。

the book が先行詞で、bought の目的語になっています。

強調構文

It is winter that my mother likes best.
私の母が一番好きな季節は冬です。

My mother likes winter best. という文章の
winter を前に出して強調するために、
it is ~ thatという形をとっています。

形式主語構文

It is surprising that you came in time.
あなたが時間通りにきたことは驚きです。

It は、形式上の主語であり、
本当の主語は that 以下の that you came in time 「あなたが時間通りに来た」こと。

強調構文との違いは、
that 以下に、it is ~ の 「 ~ 」の入るところがあるかどうか。

It is winter that my mother like best.
that my mother like winter best.

It is surprising that you came in time.
that you came in time. 入るところがない。

補語

The problem is that he has not arrived here yet.
問題は彼がまだここに到着していないことです。

that 以下が、「彼がまだ到着していない」こと、というカタマリになっていて、
文章全体としては、
S V C 
の、C 補語となっています。

同格

I know the fact that you are trying to conceal the mistake.
私はあなたがその間違いを隠そうとしているという事実を知っています。

the fact の内容を that 以下が説明しています。
「〜という事実」

同格の that と結びつく名詞

1、思考や認識
belief 信念
concept 概念
idea 考え
feeling  感情
opinion 意見

2、要求・欲求・伝達
decision 決心
hope 希望
news 知らせ
rumor うわさ
demand 要求

3、その他
chance 機会
plan 計画
proof 証拠

同格と関係代名詞の違い

同格

I know the fact that you are trying to conceal the mistake.
私はあなたがその間違いを隠そうとしているという事実を知っています。

こちらは the fact の内容を that 以下が説明しています。
「〜という事実」
that 以下には、the fact の入るところがありません。

that you are trying to conceal the mistake.
the fact の入るところなし

関係代名詞

I know the fact that you are trying to conceal.
私はあなたが隠そうとしている事実を知っています。

こちらは the fact 自体を that 以下が説明しています。
「あなたが隠そうとしている事実」
that 以下の conceal 「隠す」には目的語がなく、
the fact が次に入ります。

you are trying to conceal the fact.
あなたはその事実を隠そうとしています。

that 以下に、
the fact が入らなければ
同格
the fact が入れば、
関係代名詞

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