随筆

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絶対性の誤謬

長く興味を持って取り組んできた「存在論」。この世の物事はどのように存在しているのか、これを説明しようと多くの哲学者たちが語ってきました。「存在」とは、「変化するもの」であったり、「変化しないもの」であったり、「原子」でできていると言われたり...
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芝古墳

芝古墳
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畑に降る雨

私の職場の上司は畑を持っている。宮司の職を退いて名誉宮司となってから、それまで人に貸していた畑の一部を自ら耕すようになった。きゅうり、トマト、大根、ほうれん草、さまざまな野菜を育てている。収穫したものを頂くこともある。形は売っているものとは...
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美しい心から

精神科医である神谷美恵子著「本、そして人」には、私にとって刺激的な本や人が紹介されている。神谷自身も優れた作家であると思うが、彼女が影響を受けた人々も魅力的で才能に溢れている。  神谷が旅のさなか船を乗り間違えてしまったほど夢中になったギリ...
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つながり

神職には定期的に研修というものがある。神職としての教養や技能を高めるために講義や指導を受けるのである。私のようにまだまだ修行中の神職は研修で学び、その能力を伸ばさなければならない。先日は雅楽研修会というものがあった。1000年以上昔から日本...
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感情を選択する

感情に関する記述で面白いものを見つけた。佐渡島庸平著「観察力の鍛え方」には、「感情とは、勝手に自分のところにやってくるものではない」とし、「自分でその感情を選んでいることに意識する必要がある。」と述べられている。我々の認識では、感情とは、普...
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植物とともに

ワンルームマンションのベランダで植物を育てている。ちまたでは、庭で植物を育てる人「ガーデナー」に対して、ベランダで植物を育てる人を「ベランダー」というようだ。令和3年の4月に初めて盆栽を買った。それまでは観葉植物を3つほど持っていただけであ...
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新緑の中で

新緑が眩しい4月の終わり、午後の眠気を感じながら、少しソワソワしていた。風はなく穏やかな日だ。参拝者はまばらで、仕事はそんなに忙しくない。ゆっくりとした時間が流れているが、私は気になっていた。午後の1時から地元の高校1年生が300名近くやっ...
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関係性の存在論と現実と認識のズレ

大学時代は哲学を専攻していた。ライプニッツのモナドロジー。存在論といったらいいのだろうか、この世で物はどんなふうに存在しているのかという哲学だ。一般には、人がいて、ものがある、それぞれが別々に存在している、という考えが普通だろう。
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ノートのおくりもの

朝起きて頭に思い付いたことを書き記す「モーニングページ」を始めてから、もうすぐ2年がたつ。モーニングページとは作家であり、ディレクターでもあるJulia Cameron(ジュリア・キャメロン)の著書「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」...