「これでスッキリ!」関係代名詞と関係副詞の見分け方

関係詞

「関係代名詞と関係副詞って、なんとなくわかるけど
 説明はできないなー」

「直感でわかるときはいいけど、
 つまずいたら何を基準に考えたらいいかわからないな〜」

この記事は、
こんなあなたに向けて書かれています。

受験でも頻出の関係詞。

その代表は、関係代名詞と関係副詞でしょう。

しっかりと整理して、その見分け方を身につけましょう。

関係代名詞

関係代名詞は、
直前の名詞を修飾します

直前の名詞を先行詞と言います

関係代名詞から始まる部分を
関係代名詞節と言います。

I know a girl who can swim well.
私はうまく泳ぐことができる少女を知っています。

先行詞は
a girl

関係代名詞節
who can swim well

a girl をくわしく説明しています。

関係代名詞は、先行詞の種類によって、
次の3種類があり、
関係代名詞節の中での役割によって、
があります。

主格所有格目的格先行詞
whowhosewhom
whichwhosewhichもの
thatなしthatどちらでも

詳しくはこちらもどうぞ

とにかく、
関係代名詞はその名の通り
代名詞

もともと名詞だということです。

The people whom I met in America was kind.
私がアメリカで会った人々は親切だった。

2文で書くとこうなります。

=I met people in America. The people was kind.
私はアメリカで人々に会いました。 その人々は親切でした。

関係副詞

関係副詞も先行詞を修飾します。
関係詞節の中で、
副詞の役割をします。

先行詞場所を表す語時を表す語理由を表す語(reason)なし
関係副詞wherewhenwhyhow

先行詞の種類によって
関係副詞も違います。

This is the house where I was born.
これは私が生まれた家です。

the house が、先行詞です。
関係詞節の中では、「その家で」という
副詞の役割をします。

I remember the day when you first came to my office.
私はあなたが最初に私のオフィスに来た日を覚えています。

the day が、先行詞です。
こちらは、関係詞節の中で、
「その日に」という副詞の役割をしています。

見分け方

ポイントは
・関係詞節の中での、先行詞の役割
・役割を知るには、関係詞節の動詞が、自動詞他動詞
この2つの見極めです。

杉の木教室
杉の木教室

自動詞とは

直後に目的語がおけない動詞。
例えば、「 live 」の辞書の意味を見ると、
「住む」と書いてあり
「〜に住む」とは書いていません。

つまり、「に」にあたる前置詞「 in 」が必要なのです。

I live in Kyoto.

杉の木教室
杉の木教室

他動詞とは

直後に目的語が必要な動詞。
例えば、「 visit 」の辞書の意味を調べると、
「〜を訪れる」と書いてあり
「訪れる」とは書いていません。

つまり、「を」にあたる前置詞が必要なく、
I visit を訳すと
「私はを訪れる
という変な文章になるので、
目的語を必要とするのです。

I visit Kyoto.
「私京都を訪れる

America is one of the countries which I want to visit .
アメリカは私が訪れたい国の一つだ。

先行詞は、the countries

関係代名詞節の動詞 visit 「〜を訪れる」は、
他動詞であり、
目的語を必要とするので、

I want to visit the countries. となります。


言い方を変えると、
visit at the countriesvisit in the countries
とは言いません
前置詞を必要としないのです。

つまり、先行詞 the countries は、
関係代名詞節の中で、目的語の役割をします。
目的語は名詞です。

よって、関係代名詞を使うのです。

America is one of the countries where I want to live.
アメリカは私が住みたい国の一つだ。

先行詞はこちらも、the countries

関係詞節の動詞 live 「住む」は、
自動詞で、
目的語を必要とはしません

こちらも言い方を変えると、
live the countries とは言いません。

live in the countries が正しい表現です。
前置詞が必要なのです。

つまり、先行詞 the countries は、
関係詞節の中で、「〜の場所で」という副詞句の一部になっています。
よって、場所を表す関係副詞 where を使うのです。

まとめ

ポイントは
・関係詞節の中での、先行詞の役割
・役割を知るには、関係詞節の動詞が、自動詞他動詞
この2つの見極めでした。

先行詞が場所や時を表すからといって、
全てが when や where を使うわけではありません。

関係詞節の中での役割が重要なのです。

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